ツァラトゥストラが何と言おうとも

たまに書いていこうと思います。ジャンルはばらばら。

テスト前だけどテスト勉強したくないから漫才してみた


テスト前最後の授業。

教授はこれまでの授業の要点を簡単にまとめていく。

「欠席が5,6回ある人は受けても落とします」

少なくとも3回は休んだ記憶があるな…

そんなことを考えながらただ時間が過ぎるのを待つ。

テスト前だけど、あいも変わらず勉強したくなかった。

暇じゃないけど、暇だ。テスト前はいつだってこんな矛盾を孕んだ感情になる。

 

ふと、昨晩見た漫才が思い浮かんだ。

四千頭身という19歳2人と20歳のトリオによる「頭取りゲーム」というネタだ。

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四千頭身


四千頭身「頭とりゲーム(び)」

面白かった。真ん中の坊主の子のツッコミ方が凄くいい雰囲気。

 

頭取りゲームはいいゲームだと思う。

なるほど、新たなゲームを考えれば漫才になるかもしれない。

教室の1番後ろで右端の席、ひっそりと漫才のネタを書きなぐってみた(所要時間20分程度)

 

コンビ名、演者、共にあくまで架空です。

ほんとうに架空。マジで。

ミサイヅって誰?俺ではないことは確か。

 

基本的にツッコミで変態気質、根暗なシライシくん。

基本的にボケで口と頭が悪いミサイヅくんの2人組、SM倶楽部です。

(コンビ名も即興のものでネタのひとつです)

(空白ごとに交互にセリフを言っています)

 

 

「「はいどーも!SM倶楽部です!よろしくお願いしまーす」」

 

ミサイヅ「いやね、僕ら今名乗らせてもらった通りSM倶楽部っていうコンビ名でやらせてもらってるんですけど、皆さんがちょっと考えてるようなイヤラシイ意味ではないんですよ」

 

シライシ「そうなんですよね、勘違いしないでほしい!」 

 

「ただただ普通に、性的な意味でSMプレイが好きってだけなんですよ」

 

「いや、それ皆さんが考えてる通りだわ。

そうじゃないでしょ、誤解されちゃうから」

 

「まあね、ご想像にお任せしますということで」

 

「任せないで、俺の名誉のためにも任せないで!僕がシライシで、彼がミサイヅなので、頭文字とってSM倶楽部、なんですよ」

 

「ひゅー!完璧な説明だね、台本通りじゃん」

 

「台本とかあんまり言うなよ」

 

「ところでシライシさん、最近なにか面白いことあった?」

 

「ないね、なにもない。もうね、人生真っ暗、明日には自殺しようかなと思ってたとこ」

 

「即答、しかも最悪の状況じゃん」

 

「俺なんか早く死んだ方がいいんだよ、無価値なゴミクズなんだ」

 

「ところで、今の話と関係ないんだけど、人生に喜びを見出せず、無価値でゴミクズな方向けの、たちまちハッピー、人生大逆転できるゲームを知ってるんだけど、どうする?やる?」

 

「バリバリ関係あるやん、そんな夢のようなゲームあるの?そんなの聞くまでもないでしょ、一択だわ」

 

「やらないのか、じゃあさ、話変わるけど」

 

「やるってことです!!やらせてください!!」

 

「しょうがないなぁ、のび太くんは」

 

「急なドラえもんなんなの?」

 

「ルールはね、本当にすごい簡単だから、やれば分かるよ。説明するまでもない。むしろ、説明する方が難しい。1足す1が2になるみたいに、当たり前すぎて説明できないみたいに」

 

「おお、なんかよくわからないけどすごいね」

 

「というわけで、やりながらルール把握してくれ」

 

「オッケーオッケー」

 

「それでは、ヨーイ、スタート!」

 

………

 

ミサイヅ「いや、始めろよ!」

 

シライシ「お前からやれよ!」

 

「あれ、シライシさんが先行じゃないの?」

 

「ルール知らない俺から始められないだろ!

仮に俺が先行ならルール説明からやってくれよ!」

 

「チッ、めんどくせーな…」

 

「急に口悪いなぁ」

 

「いや、それ〇〇や!ゲームっていうんだけど」

 

「ほう」

 

「このゲーム、雑談から始まるんですよね
例えば、シライシさん、好きな魚ってなに?」

 

「うーん、ちょっと季節的にはずれちゃうけど、秋刀魚は大好物だね、秋刀魚さえあれば生きていけるレベル」

 

「秋刀魚?あー、あれね、クリスマスの夜にプレゼントを持ってきてくれるおじさんのことね」

 

「いや、それサンタや!」

  

「あー、間違えた、水族館にいる平べったいやつね」

 

「それはマンタや!」

 

「あー、そっか、あれか。トトロで、お前ンチ、おーばけやーしき!っていう男の子でしょ」

 

「いや、それカンタ!

なるほどね、ルール分かってきたよ」

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「っていう具合にね、お互いに似てる単語を匂わせてツッコませるっていうゲームなんですよ。今は俺が全部投げてたけど、思いついた方がバンバン投げていってラリーを続ける感じで」

 

「確かに面白そう、明日も生きようと思えてきた」

 

「効果バツグンじゃん。ちなみにこのゲーム、世界記録は5往復らしいよ」

 

「マジか、世界狙えるじゃん」

 

「え?世界?あー、あれね、」

 

「始まりましたね」

 

「あれでしょ、人が亡くなることね」

 

「いや、それは他界や!
でも、ちょっと不謹慎な単語やめようよ
あ、俺も思いついたよ。

あれね、工事中とかで遠回りしなきゃいけないことね」

 

「…おい、それは迂回だろ。今他界の話だから話変えるなよ」

 

「ツッコミが冷酷!しかもルール分かってなくない?

テンションが他界しちゃってるじゃん、
もう少し優しく突っ込んでくれよ」

 

「あー、あれでしょ、あれ、オサムね、オサム」

 

「オサム…?」

 

「あれだよ、俳優の。映画きいろいゾウ宮崎あおいと共演してた」

 

「…もしかして、向井理か?」

 

「もしかしなくてもそれしかないだろ!」

 

「難しすぎるだろ!雑すぎるって!
もうちょっと優しい振り方してくれ」

 

「あの…シライシさんのことは好きなんだけど、あくまで友達としての好きであって、ごめん、恋人としては…」

 

「優しい振り方ってそういうとじゃないから!
ゲームに戻そう、ムカイ、だったんだよな。
あー、思いついた、あれね、田舎の対義語ね」

 

「えーー… なにそれ…」

 

「いやいや、簡単でしょ、東京とかよく、大◯◯◯って言いますよね」

 

「ちょっと自信ないんだけど言ってもいい?」

 

「いやいや、これきっと小3でも間違えないよ」

 

「は?小3舐めんなよ?」

 

「沸点が分からんわ…」

 

「田舎の対義語でしょ、

もしかして…アッサム?」

 

「アッサム!?アッサムってなに!?」

 

「いや、アッサムって紅茶の名産地で有名な地方の…」

 

「いや、それは知ってるけど!答えは都会だから!なに、お前にとってこの世界はアッサムだけが都会で、その他ぜんぶ田舎なの??」

 

「アッサム以外都会じゃないの〜♪」

 

「私以外私じゃないの、みたいに言うなよ。
そもそも自分で振ったオサム、に引っ張られて、元の単語忘れてるやん。オサム、じゃなくて、ムカイがお題でやってたからね」

 

「あー、そっかー!うわ、騙されたー!」

 

「騙してないけどね」

 

「そっか、あれね、モンスターとか魔王がいっぱいいる魔界みたいなところね、RPGとかの」

 

「…もしかして、魔界?」

 

「正解!」

 

「いや、答え言ってるから!振り方下手クソか!」

 

「あー、あれね」

 

「止まんねえなこいつ」

 

「小学生の頃、俺の家の近くに住んでた彼のことね、野球をやってて、イケメンで、しかも面白くて、みんなの人気者だった彼ね」

 

「……いや誰!?」

 

「サカイくんに決まってるだろ!」

 

「知らんわ!このゲーム、ローカルネタ非対応だから!
もうグダグダだから、一旦お題変えよう」

 

「しょうがないな、今回だけだぞ?」

 

「なんで上からなの?」

 

「最近ね、スマホを変えたんですけどね、学割使ったらすごい安くなったんですよ、凄いですよね学割。
え?学割?あー、あれね」

 

「自分で切り出して自分で振るのいかれてるだろ」

 

「あれね、夏に咲く太陽のような花のことね」

 

「いや、それ向日葵や!いいじゃん、いい振り方じゃん」

 

「やれば出来る子だから」

 

「自分で言っちゃダメだけどね。

俺も思いついた。あれね、交番にいる警察官のことね」

 

「いや、それお巡りや!

いいねー、いいお題出すねぇ、シライシさん、もしかしてこのゲーム歴長い?」

 

「実は言ってなかったんだけど、父親がこのゲームのプロ選手だからね」

 

「天才の血筋じゃん。思いついた、あれね、

シライシさんがよく満員電車の中で女性にやってることね、太ももとか」

 

「いや、それお触りや!」

 

「正解!」

 

「正解じゃねえよ!また俺のイメージ悪くなるから!本当にしてないですからね」

 

「あれね、シライシさんが、1人の女性をお触りして、直後にまた別の人をお触りしようとする時言う台詞ね」

 

「いや、それおかわりや!」

 

「正解!」

 

「いや、だから正解じゃないんだよ!そもそも俺もなんで答えられちゃってるんだよ!」

 

「あれでしょ、夏に咲く太陽のような花のことでしょ?」

 

「それもうやったわ!レパートリー少なすぎだろ!もうええわ!」

 

「「どうも、ありがとうございましたー」」

 

 

 

ここまで読んだあなたも、ここまで書いた俺も、みんな違ってみんなバカ。

(ありがとうございました)