頼むから ガラスの仮面を 読んでくれ
ガラスの仮面という漫画をご存知ですか?
え?知らない?本当に??それはヤバい、具体的に言うと九九が5の段から言えないくらいヤバいですよ
「おそろしい子…!」というフレーズだけなら知っている方もちらほらいるのかもしれない。
1976年から連載が始まり、2014年9月の時点で累計発行部数が5,000万部を突破した大ベストセラー作品だ。
僕が言いたいことは記事のタイトルに尽きる。
この圧倒的に面白い漫画が自分の周囲で知られていないことが残念でならない。
ガラスの仮面、間違いなく読めばその素晴らしさが伝わるはずだ。この作品はただの古い少女漫画などではない。
全ての少女漫画はもちろん、全ての王道少年漫画の全てが詰め込まれたといっても過言ではないのだ。
一度読み始めてしまえばきっと、ページをめくるその手を止めることはできないだろう。
次の巻が手元にない時の落胆は想像を超えるはずだ。
星の数ほど存在する漫画作品。
綺羅星のごとく頂点に君臨するこの作品の熱量に触れてみてほしい。
舞台は横浜の港町。
主人公、北島マヤは一見平凡な普通以下の少女だった。
父を早くに失った母子家庭。
母娘共々、大衆食堂に暮らしながら働いていた。
勉強はイマイチで、運動もそれほど得意ではない。手先も器用ではなく、間が抜けていて鈍臭かった。
そんな彼女が、他人からは病的にさえ思われるほど好んでいたのがお芝居だった。
映画、テレビ、舞台などの媒体に問わず、彼女はあらゆるお芝居を見始めてしまうと、全てを忘れて没頭してしまうのだ。
舞台のチケットのために一晩で120軒もの出前配達したり、冬の海への飛び込んだりしてしまう。
その姿は明らかに異常だ。
ある日、彼女の才能を理解する人物が現れる。
舞台上の怪我で女優生命を絶たれた往年の大女優であり、「おそろしい子…!」の生みの親、月影千草氏だ。
千草には野望があった。
劇作家尾崎一連が、月影千草のみ演じることを許し、上映権を全て彼女に託した幻の名作「紅天女」を演じる女優を自らの手で育てることだ。
マヤは全てを捨てて単身で東京に移り、千草の作り上げた劇団「つきかげ」に加入して女優を目指していく決意をする。
マヤの才能は圧倒的な速度で開花していく。冴えなかった平凡な少女が舞台上では誰よりも輝きを放った。
だが、マヤの女優人生は決して順調にはいかない。彼女の行く手を阻むものがあったのだ。
一つは、紅天女の上映権獲得の為に劇団「つきがけ」を潰そうとする大都芸能の速水社長。
そしてもう一つは、北島マヤをも凌ぐ同世代の天才で、これからの物語において常に競い合うことになる姫川亜弓だ。
亜弓はマヤとは対極的な存在だった。
世界的な映画監督と大女優の間に生まれ、幼少期から英才的な教育を受けて育った亜弓。
容姿は誰もが振り向く美貌、演劇の才能はもちろん、勉強も運動も学年トップのまさに完璧を絵に描いたような少女だった。
マヤは当然、亜弓に対して強い劣等感を持っていた。
あんな子がいるなんて…
勝てるわけない、神様は不平等だ…
彼女には身の上も容姿も演劇の才能も、なにもかもが劣っていると惨めな気持ちでいっぱいだった。
だが同時に、マヤには知る由もないが、亜弓もまた、マヤに対して畏怖を感じていたのだ。
マヤと亜弓。
2人の関係はまさに、スラムダンクの流川楓と桜木花道、NARUTOのうちはサスケとうずまきナルト、という少年漫画的な構図だ。
「紅天女」を演じるという目標に向かって走り出した少女、北島マヤ。
様々な困難、障害にぶつかりながらそれらを乗り越えていく。友情、努力、勝利。まさに少年ジャンプの三本柱を兼ね備えた漫画だ。
だがしかし、この漫画はそれらの三本柱に加えて、少女漫画として外せない要素、恋愛(少女漫画のかつての王道、足長おじさん成分など)も含んだ4本柱からなるのだ。
そして何よりこの漫画の凄いところは、演劇漫画だということだ。
何を今更、と思うだろうが、これも読めばわかる。
演劇とはすなわち物語だ。
つまり、ガラスの仮面という物語の中で、マヤたち登場人物が演じるあらゆる物語を描かなくてはいけない。
樋口一葉の「たけくらべ」、マーガレット・ミッチェル「風と共に去りぬ」などの有名作品も登場するが、漫画中に登場する劇中劇のほとんどがオリジナル作品なのだ。
しかも、そのどれもが、その作品だけで漫画になるでしょ!というレベルの完成度。圧巻である。
唯一のネックが、この漫画はまだ完結を迎えておらず連載中である、ということだ…。
長期休載などを含んでいる為、既刊は49巻である。ワンピースの約半分!
長々と語ってきたが、間違いなく面白いことは僕が保証します。購入から2週間以内に面白さを実感場合は僕が返金対応いたします。
大丈夫、安心してくれ、想像を高めに設定してもそれを簡単に上回るから。
いいからとりあえず読め!!
以上!!!
テスト前だけどテスト勉強したくないから漫才してみた
テスト前最後の授業。
教授はこれまでの授業の要点を簡単にまとめていく。
「欠席が5,6回ある人は受けても落とします」
少なくとも3回は休んだ記憶があるな…
そんなことを考えながらただ時間が過ぎるのを待つ。
テスト前だけど、あいも変わらず勉強したくなかった。
暇じゃないけど、暇だ。テスト前はいつだってこんな矛盾を孕んだ感情になる。
ふと、昨晩見た漫才が思い浮かんだ。
四千頭身という19歳2人と20歳のトリオによる「頭取りゲーム」というネタだ。
面白かった。真ん中の坊主の子のツッコミ方が凄くいい雰囲気。
頭取りゲームはいいゲームだと思う。
なるほど、新たなゲームを考えれば漫才になるかもしれない。
教室の1番後ろで右端の席、ひっそりと漫才のネタを書きなぐってみた(所要時間20分程度)
コンビ名、演者、共にあくまで架空です。
ほんとうに架空。マジで。
ミサイヅって誰?俺ではないことは確か。
基本的にツッコミで変態気質、根暗なシライシくん。
基本的にボケで口と頭が悪いミサイヅくんの2人組、SM倶楽部です。
(コンビ名も即興のものでネタのひとつです)
(空白ごとに交互にセリフを言っています)
「「はいどーも!SM倶楽部です!よろしくお願いしまーす」」
ミサイヅ「いやね、僕ら今名乗らせてもらった通りSM倶楽部っていうコンビ名でやらせてもらってるんですけど、皆さんがちょっと考えてるようなイヤラシイ意味ではないんですよ」
シライシ「そうなんですよね、勘違いしないでほしい!」
「ただただ普通に、性的な意味でSMプレイが好きってだけなんですよ」
「いや、それ皆さんが考えてる通りだわ。
そうじゃないでしょ、誤解されちゃうから」
「まあね、ご想像にお任せしますということで」
「任せないで、俺の名誉のためにも任せないで!僕がシライシで、彼がミサイヅなので、頭文字とってSM倶楽部、なんですよ」
「ひゅー!完璧な説明だね、台本通りじゃん」
「台本とかあんまり言うなよ」
「ところでシライシさん、最近なにか面白いことあった?」
「ないね、なにもない。もうね、人生真っ暗、明日には自殺しようかなと思ってたとこ」
「即答、しかも最悪の状況じゃん」
「俺なんか早く死んだ方がいいんだよ、無価値なゴミクズなんだ」
「ところで、今の話と関係ないんだけど、人生に喜びを見出せず、無価値でゴミクズな方向けの、たちまちハッピー、人生大逆転できるゲームを知ってるんだけど、どうする?やる?」
「バリバリ関係あるやん、そんな夢のようなゲームあるの?そんなの聞くまでもないでしょ、一択だわ」
「やらないのか、じゃあさ、話変わるけど」
「やるってことです!!やらせてください!!」
「しょうがないなぁ、のび太くんは」
「急なドラえもんなんなの?」
「ルールはね、本当にすごい簡単だから、やれば分かるよ。説明するまでもない。むしろ、説明する方が難しい。1足す1が2になるみたいに、当たり前すぎて説明できないみたいに」
「おお、なんかよくわからないけどすごいね」
「というわけで、やりながらルール把握してくれ」
「オッケーオッケー」
「それでは、ヨーイ、スタート!」
………
ミサイヅ「いや、始めろよ!」
シライシ「お前からやれよ!」
「あれ、シライシさんが先行じゃないの?」
「ルール知らない俺から始められないだろ!
仮に俺が先行ならルール説明からやってくれよ!」
「チッ、めんどくせーな…」
「急に口悪いなぁ」
「いや、それ〇〇や!ゲームっていうんだけど」
「ほう」
「このゲーム、雑談から始まるんですよね
例えば、シライシさん、好きな魚ってなに?」
「うーん、ちょっと季節的にはずれちゃうけど、秋刀魚は大好物だね、秋刀魚さえあれば生きていけるレベル」
「秋刀魚?あー、あれね、クリスマスの夜にプレゼントを持ってきてくれるおじさんのことね」
「いや、それサンタや!」
「あー、間違えた、水族館にいる平べったいやつね」
「それはマンタや!」
「あー、そっか、あれか。トトロで、お前ンチ、おーばけやーしき!っていう男の子でしょ」
「いや、それカンタ!
なるほどね、ルール分かってきたよ」
「っていう具合にね、お互いに似てる単語を匂わせてツッコませるっていうゲームなんですよ。今は俺が全部投げてたけど、思いついた方がバンバン投げていってラリーを続ける感じで」
「確かに面白そう、明日も生きようと思えてきた」
「効果バツグンじゃん。ちなみにこのゲーム、世界記録は5往復らしいよ」
「マジか、世界狙えるじゃん」
「え?世界?あー、あれね、」
「始まりましたね」
「あれでしょ、人が亡くなることね」
「いや、それは他界や!
でも、ちょっと不謹慎な単語やめようよ
あ、俺も思いついたよ。
あれね、工事中とかで遠回りしなきゃいけないことね」
「…おい、それは迂回だろ。今他界の話だから話変えるなよ」
「ツッコミが冷酷!しかもルール分かってなくない?
テンションが他界しちゃってるじゃん、
もう少し優しく突っ込んでくれよ」
「あー、あれでしょ、あれ、オサムね、オサム」
「オサム…?」
「あれだよ、俳優の。映画きいろいゾウで宮崎あおいと共演してた」
「…もしかして、向井理か?」
「もしかしなくてもそれしかないだろ!」
「難しすぎるだろ!雑すぎるって!
もうちょっと優しい振り方してくれ」
「あの…シライシさんのことは好きなんだけど、あくまで友達としての好きであって、ごめん、恋人としては…」
「優しい振り方ってそういうとじゃないから!
ゲームに戻そう、ムカイ、だったんだよな。
あー、思いついた、あれね、田舎の対義語ね」
「えーー… なにそれ…」
「いやいや、簡単でしょ、東京とかよく、大◯◯◯って言いますよね」
「ちょっと自信ないんだけど言ってもいい?」
「いやいや、これきっと小3でも間違えないよ」
「は?小3舐めんなよ?」
「沸点が分からんわ…」
「田舎の対義語でしょ、
もしかして…アッサム?」
「アッサム!?アッサムってなに!?」
「いや、アッサムって紅茶の名産地で有名な地方の…」
「いや、それは知ってるけど!答えは都会だから!なに、お前にとってこの世界はアッサムだけが都会で、その他ぜんぶ田舎なの??」
「アッサム以外都会じゃないの〜♪」
「私以外私じゃないの、みたいに言うなよ。
そもそも自分で振ったオサム、に引っ張られて、元の単語忘れてるやん。オサム、じゃなくて、ムカイがお題でやってたからね」
「あー、そっかー!うわ、騙されたー!」
「騙してないけどね」
「そっか、あれね、モンスターとか魔王がいっぱいいる魔界みたいなところね、RPGとかの」
「…もしかして、魔界?」
「正解!」
「いや、答え言ってるから!振り方下手クソか!」
「あー、あれね」
「止まんねえなこいつ」
「小学生の頃、俺の家の近くに住んでた彼のことね、野球をやってて、イケメンで、しかも面白くて、みんなの人気者だった彼ね」
「……いや誰!?」
「サカイくんに決まってるだろ!」
「知らんわ!このゲーム、ローカルネタ非対応だから!
もうグダグダだから、一旦お題変えよう」
「しょうがないな、今回だけだぞ?」
「なんで上からなの?」
「最近ね、スマホを変えたんですけどね、学割使ったらすごい安くなったんですよ、凄いですよね学割。
え?学割?あー、あれね」
「自分で切り出して自分で振るのいかれてるだろ」
「あれね、夏に咲く太陽のような花のことね」
「いや、それ向日葵や!いいじゃん、いい振り方じゃん」
「やれば出来る子だから」
「自分で言っちゃダメだけどね。
俺も思いついた。あれね、交番にいる警察官のことね」
「いや、それお巡りや!
いいねー、いいお題出すねぇ、シライシさん、もしかしてこのゲーム歴長い?」
「実は言ってなかったんだけど、父親がこのゲームのプロ選手だからね」
「天才の血筋じゃん。思いついた、あれね、
シライシさんがよく満員電車の中で女性にやってることね、太ももとか」
「いや、それお触りや!」
「正解!」
「正解じゃねえよ!また俺のイメージ悪くなるから!本当にしてないですからね」
「あれね、シライシさんが、1人の女性をお触りして、直後にまた別の人をお触りしようとする時言う台詞ね」
「いや、それおかわりや!」
「正解!」
「いや、だから正解じゃないんだよ!そもそも俺もなんで答えられちゃってるんだよ!」
「あれでしょ、夏に咲く太陽のような花のことでしょ?」
「それもうやったわ!レパートリー少なすぎだろ!もうええわ!」
「「どうも、ありがとうございましたー」」
ここまで読んだあなたも、ここまで書いた俺も、みんな違ってみんなバカ。
(ありがとうございました)
ZORN「かんおけ」どれだけ韻踏んでるのか洗い出してみた
ZORNというラッパーをご存知だろうか?
「ラップ?東京生まれヒップホップ育ち、ワルそうなやつは大体友達、みたいなやつでしょ?」
「不良っぽい音楽で、YO!とかチェケラッチョ!とかいうやつでしょ?」
という方たちはおそらく聞いたこともない名前だろう。
かくいう僕も彼を聴き始めたのは最近で、かなりニワカで素人です。
つい先日、12/27に恵比寿リキッドルームで行われたZORNワンマンライブ「お父さんといっしょ」に行ってきた。
もうね、最高。最&高。
あ、最高ってここにあったのかと。向かいのホームでもなく路地裏の窓でもなくて恵比寿にあったんだ、という感じ。
格好良さ、面白さ、切なさ。全てがそこにある最高の時間だった。
まあ、僕の感想はさておき、ライブの際に改めて思ったのが、ZORNのライミング(韻を踏むこと)ヤバすぎない??ということだ。
韻を踏む、とはどういうことか。簡単に説明しよう。あくまで僕の解釈によるのであんまり信用しないでね。(ちゃんと説明するのは難しくて大変なので…)
大別すると5種類に分けられる。
①脚韻(言葉の最後で韻を踏む)
ex)・はずむリズム・ありがとう、オリゴ糖
②頭韻(言葉の最初で韻を踏む)
ex)・Coca Cola ・勝ってかぶとの緒を締めよ
③母音を合わせる
ex)・嘘つけないぞ、黒船来航(u o u e a i o)
④子音を合わせる
ex)・アルミ缶の上にあるミカン
詳しくはこちらのサイトで紹介されているので是非ご覧になってください。
フリースタイルダンジョンの韻を解説する(初心者向け) - 韻 fumu.in
韻を踏むってどういう意味⁉韻を踏むための4つの方法。 | Kyohu
さて、韻を踏む説明はこのへんにして。
ZORNというラッパーについて、背景や生い立ちなどをガッツリと説明したいが、今回は割愛して「かんおけ」という曲のみを韻に着目(主に母音を合わせる韻)しながら紹介したい。
彼自身の説明は以下の記事が分かりやすくまとめられているのでオススメだ。
ZORN【ラッパー解説】ストリートから日常の幸せへ。フリースタイルダンジョン制覇の可能性がある1人だが・・・ - レペゼン社会不適合者
さて、ようやくここから本題だ。
「かんおけ」は曲名の通り、彼の身の回りにおける生死を通して死生観について歌っている。この曲の韻の踏み具合は凄いを通り越して恐怖すら感じる。
もはや韻を踏んでいない箇所を探す方が困難なレベル。韻を踏みながら歌詞として一切の破綻がない。
そこで思い立った。
この曲、どれだけ韻を踏んでるのか洗い出してみよう。
僕がこの曲を聴いて韻を踏んでいると認識できた箇所を太字で示した。
韻の説明同様、あくまで僕の考えなので
「あそこも踏んでるだろ!」
「いや、そこは踏んでなくね?」
という箇所もあるだろうが、素人の戯言だと思って大目にみてください。(歌詞を見ると母音があってないように見えるが、歌い方によって韻を踏んでいる、というのもカウントした)
それではぜひ歌詞を見ながらお聴きください。
ZORNで「かんおけ」
【歌詞】
子供の頃見たものが
心の底今も残る
ばあちゃんが俺の手を引いてる
古びたメモリーレーン
誰の人生も着火済みのロウソク
過去は霞み 遠退く
ぼんやりとその記憶
思い出し向かう老人ホームロビー奥
認知症のばあちゃん 孫の顔も蜃気楼の中
なにももう覚えてない末期症状
おまけにパーキンソン病で
足と両手が震え続け
封じようがない 不治の病
橋が崩れてく後ろから 雄基と名前を言っても
忘却の彼方にある焼却炉の中
弱るその体 小さく感じた姿に胸が痛くなる
暗い一室 孤独を窺い知る
侘しい82才の手に重なる9才と7才の手
その光景もいつかはメモリーレーン
歩こうって言って今度は俺が手を引いてく
生まれた時がスタートで 死ぬまで落ちる砂時計
だけどガラスは曇ってて 残りの砂は見えない
喪服を着てお通夜に 死者に弔い
生者にお悔やみ
親戚の伯母さんは余命宣告され去年天国
後世へと路線変更 御霊前と線香
手向けの花 遺影はかつてのまま
生きてるような死に化粧
まるでイミテーション
見ただけなのに氷に手を触れたみたい
お経と木魚 南無妙法蓮華経
皆 何を思って瞑想 安らかにと冥福を祈る
礼服の人と永久の沈黙
セレモニーホールの火葬場
遺族の顔には 物静かな喪失感
余りに計り知れない
悲しみを残し墓石へはいる
森羅万象 輪廻転生
死んだ後 誰も知らない所
今日は別れた恋人たちも
生まれ変わってもう一度会うらしい
生きるも死ぬも一緒同義語
生も死もきっとご近所 一本の糸
人の一生 リリックノートが俺の遺書
死ぬ前にどう生きてく
死ぬ前にこう生きて
死ぬ前に放棄したら
死ぬ前にもう死んでる
死ぬ前に人を愛す
死ぬ前に家族にキス
死ぬ前に何か残す
死ぬ前にありがとうを言う
明かりが灯る
一度きりの人生 1秒1秒死へ
日常に忍び音(ね) 霧も切り通して
未知の道を行け 生きろ嬉々として
日々の意味を知れ 木々の幹の威厳
ミリの塵の人間
明日のことなんてsiriも知りもしねぇ
でもまだ未来は俺等の手の中
今動いた嫁のお腹
僕の独断と偏見による太字の箇所は99カ所だった。
上記の歌詞を見てもらえれば理解してもらえると思うが、ほとんど踏んじゃってる。ねこふんじゃった、みたいな感じで踏みまくってきやがる。
ホント頭おかしい。(褒め言葉)
今回は「かんおけ」のみを紹介したが、他にも素晴らしい曲はたくさんある。興味を持った方は是非youtubeなどで検索してみてほしい。
僕のオススメはZORN最大のヒット曲である「My life」、妻の連れ子2人に向けて歌った「Letter」、ZORNの背景をとにかく格好良く歌っている「Back bone」などだ。
僕のことは嫌いでも、ZORNのことは嫌いにならないでくれ、いや、好きになってくれ!聴いてくれ!頼む!
欅坂46「青空が違う」をみんなもっと聴いてくれ
欅坂46というアイドルグループをご存じだろうか?
ここでの説明はあえて省こう、知らない人はwikipediaを見て、youtubeでいくつかの
楽曲をチェックしてみてほしい。
今回の記事は欅坂46自体を紹介したいのではなく、タイトルの通り、ある楽曲について紹介したいだけなのだ。
欅坂46のファンでない限り、この曲を知っている人はかなり少ないのではないだろうかと思う。
この曲、実は正確にいうと欅坂46の曲ではない。
とりあえず聴いてみてほしい↓
聴いていただけだろうか?
可愛いメンバーによる、可愛いメロディ、可愛い歌詞、という三拍子そろった王道の
アイドルソング、といった印象だと思う。まぁ可愛い、とにかく可愛い。
ただ、この曲、ただ可愛い、で終わらせてしまってよいのだろうか?
作詞は例のごとく秋本康だが(本当に書いてるの??)、彼はこの曲にどのような意図を込めたのだろうか?
秋本氏の意図は想像することは可能であっても、正しく理解することは不可能だ。
そこで、僕が勝手に想像し(妄想し)、こんなストーリーだったらエモいな・・・、
このストーリーでドラマ化して欲しいな・・・と思っていたことを述べてみようと思う。
ここからは単なる自慰行為だ。でも、ブログってみんなそんなもんでしょう??
【歌詞】
「青空が違う」はアルバム「真っ白なものは汚したくなる」に収録されている。